実践編

【本せどり】「単品本」と「セット本」どちらの販売がおすすめ?

2019年6月1日

こんにちは。北村です。
本せどりの手法は主に2つに区分けできます。それは「単品」で売るか「セット」で売るかです。


長年本せどりをやっている方は自分なりの仕入スタイルがあると思いますが、初心者の方は単品?セット?


どちらのせどりが良いのか迷うこともあるかと思います。今日はこの2つの仕入手法を検証してみたいと思います。

単品せどりとは

これは文字のとおり本を単品で販売するスタイルです。本せどりがメジャーになり多くのせどらーがチャレンジしたのも単品せどりです。


よく店舗でバーコードにビームをあててリサーチする「ビームせどり」もこの単品せどりになります。仕入対象は単行本、雑誌、文庫などを1冊づつ出品して販売するスタイルです。

単品せどりのメリット

リサーチが1冊ごとにできる

単品の場合は本の後ろのISBNコードを入力するか、バーコードを読み込ませるかだけでリサーチすることができます。


つまり「Amacode」のようなスマホアプリを入れるだけですぐに仕入することができるので、リサーチが非常に簡単です。
「Amacode」の使い方はこちらからご確認下さい。

1冊で出品、販売できる

例えば有名な「金持ち父さん貧乏父さん」を安く仕入れすることができた場合、この1冊をすぐにアマゾンに出品することができます。


単品なので自己発送もでき、購入者への送料も安くすみますのでお手軽な販売ができます。

メンテナンス、FBA納品も楽

自己発送の場合は売れたらその場でクリーニングして発送すればよいのでセット本と比べたらかなり楽です。FBA販売の場合も単品なので倉庫への納品もかなり楽です。

単品せどりのデメリット

安い商品に仕入が集中すると薄利多売になる

自己発送で販売する場合ですと送料込み450円で販売しても108円で仕入ができ、発送料も100円で発送することができれば100円の利益を作ることができます。


この100円という利益をどう考えるかにもよりますが、10冊販売すれば1,000円の利益。50冊販売すれば5,000円の利益です。5,000円の利益といえば大きいですが、この場合50冊の商品を発送しなければなりません。


発送の労力が非常に大変になります。これが薄利多売の手法です。ただし薄利多売でも発送を安く外注さんに依頼できれば大きな利益を作ることも可能です。

価格の変動が激しい

ランキングが高い商品はすぐに販売できますが、それ以外の本ですと価格競争が発生しがちです。現在は自動価格改定ツールを使っている方も多いので、出品者が多い商品の場合は最安値の争奪になっていきます。


最安値の出品者が売れていかないとどんどん最安値が下がっていきます。つまり当初販売したかった価格よりもかなり安くなってしまう可能性があります。

仕入のリサーチにコツが必要

文庫、雑誌、単行本などブックオフには膨大な本が並んでいます。その中から利益商品を見つけていきます。無作為にビームせどりをする方法もありますが、無駄な時間がかかりすぎてあまりにも効率が悪いです。


そこで目利き力があれば楽に仕入ができるのですが、これを自力で養うとなると大変です。

セット本せどりとは

このブログでも多く紹介しているので分かりやすいと思いますが、単品の本をセット化にして販売する手法です。


コミックの全巻セットが分かりやすいですが、文庫の作品ごとのセット、児童書のセットなど多数あります。

セット本せどりのメリット

初心者でも仕入がしやすい

単品商品よりはメジャーな商品が多いので初心者でも分かりやすいです。特にコミックはせどり初心者でもすでに知っている作品も多いのでリサーチがしやすいです。


また売れる商品を作品のタイトルで覚えることができるので、目利き力が付いていきます。

販売価格が高く高い利益を取りやすい

単品をセット化にして販売しているので2,000円以上で販売する商品が多くなっていきます。販売価格が高くなると利益で2,000円、3,000円、4,000円と取ることも可能で稼ぎやすい手法です。

セット本のデメリット

FBAへの納品が大変

単品と違ってセット本はFBAで販売していくとこと推奨しています。これは以前の記事で紹介していますので御覧ください。
「セット本はFBAで販売する」はこちらからご覧ください。


そこでFBA倉庫へ納品することになりますが、セット本は全巻の値札を剥がしクリーニングして、ラッピングフィルムで梱包して納品するかたちになります。

6巻セット程度でしたらクリスタルパックで簡単に梱包できますが、12巻、20巻など多くなればなるほどこの作業が大変です。

また巻数が多いセット本は「大型商品」になるので、別の倉庫へ納品しなければならないリスクもあります。


抜け巻が揃わない、在庫リスクが発生する

最初から全巻セットで仕入ができれば問題ありません。しかし途中まで一気に仕入して、抜けている巻(抜け巻)を後日揃えていくという仕入スタイルもかなり多いと思います。


例えば全18巻セットで5巻、16巻、18巻が足りない、とういうことです。この抜けている巻を安く仕入しなければなりませんが、全て108円で揃えることは困難です。そのためプロパーで仕入したり、ネットで仕入したりして全巻セットを作っていきます。


しかし全巻セットにならないと販売することができません。抜け巻が揃うまでは販売することができませんので、商品をしばらく保管していかなくてはなりません。揃うまでは完全に売れない在庫になってしまいます。

両方販売していきましょう!

単品本、セット本のメリット、デメリットを記載してみましたがイメージつきましたか?実際は本せどりをしていても両方やっている人は意外に少ないのではないでしょうか。


互いにメリット、デメリットはありますが、ブックオフの中で全て仕入が完結してしまいますので、互いをスルーするのは勿体ないと思います。


単品とセットの仕入が両方できるようになれば仕入の幅が格段に広がり、利益を多く作ることが可能になります。仕入の幅を広げるには学びも必要ですが、ある程度マスターできれば仕入のレベルが相当上がると思います。

最後に

本せどりは特定のジャンルや手法でも稼ぐことができます。ただし大きな利益を追求していくならばいろいろなジャンルを覚えていくのがいいと思います。


単品とセットではいろいろ違いがありますが、扱うことによって必ずメリットがあるのは間違いないです。販売したことが無い方は、まずは一部の商品だけでも取り扱ってみることから始めてみましょう!

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