本せどり(実践編)

本せどりの在庫と損切りについて考えよう。在庫を何か月も持っていてもメリットはありません!

こんにちは。北村です。
せどりをやっていると仕入をしても売ない商品がどんどん発生していきます。これはどんな物販であっても仕入した商品が数か月で全て売れることはありません。


しかし売れない商品がどんどん増えてくると資金繰りに影響を及ぼすこともあります。そこで今回はせどりにおける在庫、損切りについて考えてみたいと思います。

物販における在庫とは

物販という商売を行うにおいて在庫は必ず必要です。まずは初め基本在庫をベースにして販売を始めます。売れた分在庫が減りますので、仕入をして在庫を補充していきます。


売上と仕入、在庫のバランスが保たれていると物販で充分な利益を作ることが出来るです。


そこでよく言われるのが在庫をたくさん持てば持つほど売上が上がるのでは?という質問です。しかしこれは毎日売れるような商品や消耗品のことです。


在庫とは現金化されていないキャッシュになりますので、在庫が多ければ多いほど手元に残るキャッシュは少なくなってくるのです。


中古本せどりの場合、在庫をどんどん増やしても全てが販売できる商品ではありません。そのため在庫数が多すぎるとキャッシュフローが悪くなってしまうのです。

在庫は損切りして処分することが基本

せどりをしていても一切損切りをせずに、在庫をそのまま持っている人もいると思います。ある程度の資金に余裕がある人でしたらこのスタイルはいいかと思います。


しかし一般的な物販のスタイルとしては望ましくありません。何故なら売れない商品は負の財産となりがちだからです。もちろん在庫を継続して持っていれば価格が上昇したり、プレ値になる商品もあるでしょうが、そんな商品は一部に限られます。大半は価格相場が大幅に値崩れしているものが多いと思います。


ここで店舗はなぜ値下げをするのか考えてみましょう。僕も長年小売店を経営してきたのでよく分かりますが、売れない商品はどんどんデッドストック(不良在庫)になっていきます。普通に販売していても100%売れません。


売れない商品をそのまま置いておいても、店舗には在庫を並べるスペースの限りがあります。そこで売れにくくなってきた段階で徐々に値下げを行い、少しでも売れるように仕掛けをしていきます。


最終的には半額以上の値引きで販売して、売れなかった商品を売り切ってしまいます。大幅値引き処分ですと完全に原価割れ、つまり損切りになることが多いでしょう。


物販に損切りしてでも商品を入れ替える必要があるのです。その結果、新しい商品の売場も確保でき、売れた金額を次の仕入資金に回すことができるのです。


ブックオフ、ヤマダ電機、イオン、ドン・キホーテなど大手のショップでも在庫処分を行います。大手の小売店ですら在庫の損切りは行うので、我々のような小規模ネットショップが在庫を処分しないことは間違いです。自然に価格の回復を期待することは現実的ではありません。

新品せどりでは損切りをどうする?

新品せどりを行っている方も多いと思いますので、新品せどりにおける損切りについてお話します。新品せどりの場合は仕入金額が高額なため、仕入資金を回収することが絶対条件になります。


例えば5,000円で仕入した商品でしたら入金が最低でも5,000円以上であることが必要です。仕入の段階では利益を上乗せして6,000円、7,000円の入金予定だと思います。


またクレジットカードで仕入をしている方が大半だと思います。本来ならば仕入した商品をカード支払日までに完売して仕入金額+利益=入金額でないといけません。


しかし実際には価格競争で利益が全くでない状況になる場合も多いです。そんな時カード払いで仕入をしている時は損切りしても資金回収する必要があります。新品の場合、遅くとも2か月以内で販売して資金を回していく必要があります。

中古本せどりでは損切りをどうする?

中古本仕入の場合、仕入金額が安いのでクレジットカードで仕入しても大きな金額でなければ大丈夫だと思います。しかし問題なのは新品せどりの商品と比べて在庫リスクが高くなる点です。


通常に仕入をしていても仕入した商品が1ヵ月以内に70%販売できればかなり凄いです。50%ぐらいで落ち着いてします可能性もあります。仕入する商品にもよりますが実際には結構在庫を抱えてしまいがちです。いくら仕入の安い本せどりといっても在庫は回転させていく必要があります。

せどりで仕入した商品の損切り方法とは

ここからは具体的にどうやって損切りをしていくかについてお話します。新品せどりの場合でしたら、資金繰りが苦しい人は問答無用に売切り、資金確保の必要があります。


一方中古本の場合は、いささか分かり難いと思います。そこで中古本の在庫と損切りについて解説していきます。

自分の在庫を検証してみよう

在庫の販売を促進させるために、まずは出品している商品の在庫を検証してみましょう。古い商品ほど検証対象になると思いますので、在庫一覧を古い順に並べ替えてみて下さい。


アマゾンでの販売でしたら最安値と自分の出品金額がすぐに比較できます。最安値とあまりにも価格が違う商品は現在の出品者の価格を全部見て下さい。注意点は最安値が「可」も多いので「良」の最安値と比較する必要があります。ここで価格差があまりにもあるようでしたら値下げをする必要があります。

現在の在庫金額を計算してみましょう

実際に持っている在庫金額って分かりますか?在庫金額は実際の販売価格ですと分かりにくいので、仕入した合計金額です。つまり今残っている在庫はどのくらいのキャッシュで仕入したのか大体掴んでおきましょう。


細かい金額が分かる人もいると思いますが、全く分からない人もいると思います。そんな時はアバウトで大丈夫です。単品でしたらざっくり200円×冊数でいいと思います。セット本でしたら1,500円×セット数ぐらいでいいと思います。


これは現在の在庫にだいたいどれくらいの仕入金額を使ったの?ということです。この金額が多ければ多いほど、現金化されていないキャッシュが多いことになります。


単品の本を単純にオール200円仕入としても在庫1,000冊でしたら20万円。5,000冊でしたら100万円です。5,000冊の在庫を仮に持っていたら凄いですが、過去に100万円の仕入をして在庫として残っていることになります。


しかし問題なのは、在庫のうち現状どのくらいの本が売れるのかということです。本せどりを長くやっている方は実感していると思いますが、日々売れていく商品の8割ぐらいは直近2か月ぐらいの商品ではないでしょうか。


仕入の中身が良い人でしたら4か月ぐらいでもいけるかも知れませんが、それ以上前の商品はかなり売行きが鈍化していきます。6か月以上経過して売れる商品はそんなにないと思います。


古い在庫は処分する。在庫を軽くする。その分新しい商品を仕入する。ということになります。


商品価格は変動することを認識しよう

物販において一番大事なポイントになります。売れる商品は出品して1ヵ月以内に売れていきます。出品して1ヵ月経過した商品を実際に見てみて下さい。自己発送の場合は商品があるので、もう一度リサーチしてみると面白いです。


1か月前に仕入して売れ残った商品を、1ヵ月後にリサーチして再度仕入できますか?ということです。実際に検証すると1ヵ月しか経過していないので普通に仕入できる商品は結構あります。


ところが3か月前に仕入した商品をリサーチしてみて下さい。ほとんど仕入対象外だと思います。つまり販売するために仕込んだ仕入商品が目の前にあっても、現在のあなたは仕入しない商品です。


当然購入されていないのが現実です。3か月ぐらい経過しても価格は大幅に変動していきます。しかし、コミックなどのセット本は違います。多少の上下はありますが、価格は本せどりでは一番安定しています。

売れない在庫を早期に売る努力をしよう!

先の在庫5,000冊の例ですが、実際に売れない過去の出品商品は半分以上あると予想します。例えばこの売れ残り2,500冊、仕入金額50万円もかかりましたが、ほとんど売れていないと思います。


これはもっと早く価格を下げて処分していけば一部キャッシュ化できたと思います。ここで値下げのイメージについてお話したいと思います。

3か月売れない商品は価格の見直し、処分を始めよう!

単品の中古本は3か月経過すると売れにくくなっている商品も多くなります。そこで出品して3か月経過しても売れない商品は販売価格に見直しをしていきましょう。


極端に安い最安値で売るかどうかは出品者の販売になりますが、いままで販売していた価格よりも値下げをして売ることが大事だと思います。実際に値下げをしていくと確実に売れていく商品も結構あります。


出品してから3か月ぐらいで販売する努力をしていかないと後手後手になってしまい、気が付いたら売れない商品になっていることが多いです。


最終的に大幅な値下げして損切りするならば、その手前で少しづつ値下げして売り切ったほうが残るキャッシュも変わっていきます。


さらに半年以上売れない商品については、その時期の最安値で販売して売り切りましょう。もし最安値が1円でランキングが悪い本でしたら、出品をやめてブックオフに売ってもいいと思います。

まとめ

せどりで商品を仕入してみると、その後の売上だけに注目しがちです。仕入した商品を即販売していくことも大事ですが、売れ残った商品をどうするのかという点が非常に重要です。


まずは手持ちで持っている在庫が売れにくくなってきたら早めに処分してキャッシュ化することです。これは実際の実店舗でもネットで販売している個人のショップでも同じだと思います。処分が遅くなればなるほど、販売が難しくなりメリットがありません。


物販ではどんな大手でも損切りの処分は行っています。損切りを行って古い商品を処分し、新しい商品を投入していくサイクルを常に作っていきましょう。

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