こんにちは。北村です。
ブックオフで中古本を仕入れる時、絶対に欠かせないのが「ところてん」を狙うことです。今回はところてんについて解説していきます。本せどりでは当たり前の手法ですので、初心者の人は必ず覚えておきましょう!
目次
「ところてん」とは値下げのこと
ブックオフでは店内で商品を入れ替えする時に「ところてんをして下さい」とリーダーが支持をしている光景を見ることがあります。
これはブックオフ特有の用語で、ところてんとは商品を値下げするという意味です。私たち本せどりをする人にとっては、この値下げされた商品をリサーチすることにより利益商品をみつけるチャンスになるのです。
ではところてんされた商品とはどんなものなのでしょうか。これは次のように元の大きな値札シールに値下げされた小さなシールが上張りされたものになります。
このような商品だけをリサーチみると利益商品を見つけやすくなります。
ところてんの仕組みを解説
ブックオフの本のコーナーでは110円~210円の安いコーナー(通称:単C)とそれ以外のコーナー(通称:プロパー)の2つのコーナーがあります。
ブックオフでは毎日たくさんの本が買取などで入荷しています。店舗に入荷した本は店内の棚に並べられていきますが、ブックオフの棚は結構本が満杯に並んでいますね。
ここに新たに入荷した本を並べていくことになります。たまたま棚が空いていればそのまま並べていくこともありますが、基本的に新しい本を棚に並べるために古い本を棚から抜きます。
その抜いて空いたスペースに新たな本を並べていきます。では抜いた本はどうなるのでしょうか。
単Cから抜かれた本の場合
店舗に入荷した本が最初から単C(買取価格も5円ぐらいでしょうか)の場合、単Cコーナーから古い本と新しく入荷した本を入れ替えします。
ここで抜かれた古い本は大半は販売せずにリサイクルに回されるようです。
プロパーから抜かれた本の場合
一方入荷した本が単C以外はプロパーコーナーに並べられます。ここでも古い本と新しい本を入れ替えします。
抜かれた本は単Cコーナーに並べられることが多いです。単Cに移動となると価格が値下げされることになります。これがところてんの仕組みです。
例えばプロパーで700円で販売されていた本が単Cへ移動することにより210円に値下げされて販売されるイメージです。
本せどりの場合はこの値下げされた本をリサーチすることによって利益のある本を見つけられる可能性が上昇するのです。
つまりところてんとは本が押し出されるので、食品のところてんと同じように見えるのが由来だと思います。値下げされた本は先のラベルのように2枚貼りになっているものが特徴です。
プロパーの「ところてん」を狙う
前のお話でプロパーから単Cに移動する流れがところてんと解説しました。そしてもう一つところてんがあります。それはプロパーコーナーの商品が値下げされている場合です。
最近のブックオフではプロパーから単Cにいきなり値下げする前に、プロパーで段階的に値下げすることが多いです。
例えば本来1,000円で販売している本を210円に値下げする前に500円で販売するというような形です。
言い換えればプロパーの値下げということになります。全ての店舗で実施されているわけではありませんが、このような値下げスタイルをとっている店舗も多くなりました。
そのため単Cコーナーだけのところてんを狙っていても仕入することはどんどん難しくなっています。
今のブックオフは単Cオンリーではなく、プロパーも常時チェックしていくほうが仕入れできるでしょう。
もちろん地域差はありますが、都心よりも地方の方がプロパーでの仕入れがポイントとなってくると思います。
プロパーコーナーは高いという先入観ではなく定期的に価格をチェックしてみることが必要です。
実際にプロパーで販売されている本を安く仕入れすることができれば利益を作る大きなチャンスになるのです。
「ところてん」された商品はどうやって見つけるのか
ブックオフでは毎日たくさんのコーナーで「ところてん」が行われて商品が値下げされいます。
しかしブックオフではあまりにも並んでいる本が多すぎます。そこでところてんされた商品を見るポイントを紹介します。
慣れないうちは特定のコーナーに絞る
本せどりに精通している人だったら仕入れのしやすいカテゴリーを分かっていると思いますので絞ってリサーチできると思います。
しかし初心者の場合はどこから見たら分からないと思いますが、まずは自分が得意な分野の本をリサーチしてみることからはじめてみるといいでしょう。
音楽が好きなら音楽関連の本。ビジネス書を普段よく読むならばビジネス書のコーナー。女性でしたら料理やダイエットの本。
などある程度自分が興味があったり取り組みやすいなと思ったところを徹底的に反復してリサーチしてみましょう。
リサーチ方法は端からビームせどりするのはダメです。本の値札を見てところんされている本をチェックしてみて下さい。
値札シールの色で仕入れ判断する
ブックオフの値札シールには色があるのはご存知ですか?この値札シールの色の意味を知っておくと、ところてんのリサーチが効率的になります。
値札シールは春夏秋冬、季節ごとに変わっています。しかも季節のイメージにあった色になっているので覚えやすいですね。
①黒色(1月~3月に使用)
冬の時期に使われるラベルです。冬のファッションは黒が主流です。みなさん黒の服を着ることも多いですよね。そのイメージなのでしょうか。これは僕の主観です。
②緑色(4月~6月に使用)
春の時期に使われるラベルです。新緑をイメージした緑色でしょうか。
③青色(7月~9月に使用)
夏に使われるラベルです。夏のイメージは誰でもブルーをイメージしますね。
④赤色(10月~12月に使用)
秋に使われるラベルです。秋といえば紅葉ですね。紅葉といえば赤でしょう。
これらのシールの小さな値札シールが大きなシールの上に上張りされている商品がところてんの対象となります。
そして現在の時期のシールが上張りされている商品のみリサーチしていきましょう!今でしたら2月なので黒のシールが上張りされている商品だけが対象になります。
目利き力が付けば、「ところてん」された本が分かる
先程、特定のコーナーを絞ってリサーチすることをお話しました。ここからは本せどりの中級から上級の方になるためのお話になります。
特定のコーナーをブックオフで仕入れする時に欠かさずチェックしていると検索対象外の本が分かるようになっていきます。
実は検索対象外商品は棚に並んでいる本の90%以上になると思われます。リサーチしてみても棚の全部の本が仕入れできないということはよくありますね。
この90%の仕入対象外の本全部とは言えませんが、棚に並んでいる本の70%ぐらいはリサーチしなくていいと分かれば仕入れが格段に効率的になりますよね!
ブックオフでの仕入れはところてんが確かに稼げますが、目利き力を付ければ付けるほど効率よく稼げるようになるのです。
目利きができるようになるには継続してリサーチを積み重ねていくことが必要です。本せどりで大きく稼ぎたい方はぜひチャレンジしてみて下さい。
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せどり初心者の方やビームせどりで行き詰っている方でも、目利き力を付けることは可能です。
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まとめ
今回はブックオフのところてんについてお話しました。ところてんはブックオフ仕入れにおいて仕入れ対象のサインでもあります。これだけ狙っていても利益商品を多く見つけることができます。
ただし最初お話したようにブックオフでは毎日多くの買取商品などの入荷があります。それを考えると特定のコーナーだけに仕入れを絞っているのは勿体ないです。
最初は自分の好きなコーナーからスタートして徐々にリサーチする場所を増やしていきましょう。
単行本、文庫本、雑誌、文庫本、コミック、児童書。あなたが稼げるコーナーはこの中で実はたくさんあります。
ブックオフではどこのコーナーでも稼げるチャンスはありますので、ぜひブックオフ仕入れを極めてみましょう!