コロナ禍の中、副業を始めようと 思っている人も多いと思いますが、人気の副業としてよく「せどり」が紹介されていますね。 ネットで副業を検索すると「せどり」の情報はよく目につきますし、最近では有名人がYouTubeでせどりを紹介することもあるので、ご存知の方も多いでしょう。
しかしいざせどりをはじめようと思っても何をすればいいのか正直分からない人も多いと思います。そこで、せどりの中でもおすすめしたいのが「本せどり」です。今回はせどり初心者の方でも分かりやすく、本せどりについて解説していきたいとも思います。
目次
本せどりとはどんなビジネスなのか
本せどりについて簡単に解説します。副業で始めるといっても本せどりは立派なビジネスになりますので、ただ販売すればいいというものではありません。まずは根本的なことを理解しておきましょう。
本せどりとは?
本せどりとは、ブックオフなどの店舗で本を購入(仕入)して、アマゾンで高く販売して差額の利益を稼ぐというビジネスです。
例えば200円の本を1,000円で販売できたら800円の差額になります。その差額からアマゾンへの手数料(約230円)と購入者への配送料(約200円)などを差引した金額370円が利益になるのです。
仕入と販売が継続的にできれば立派なビジネスとして成り立ちますので、副業としても人気なのです。
ここでメルカリで販売してもいいのでは?と素朴な疑問を持つ人がいらっしゃるかもしれません。確かに今はメルカリで商品を購入する人も多く、フリマアプリは身近な存在になっていますね。
しかしメルカリの場合は購入者層が若い世代が多く限定されがちです。一方アマゾンの場合は年代関係なく、会社やビジネス、学生、主婦、老人でも利用しており、販売的には圧倒的に有利ですので、アマゾンで販売していきましょう。
せどりと転売の違いとは?
本せどりを初めて行う時に疑問、心配に思うことして「本せどりって転売行為じゃない?」とよく聞かれることがあります。転売って聞くと「法外な価格で商品を販売している!」「違法じゃないの?」「ダフ屋と同じ?」なんて厳しい声もありますね。
確かにTVやネットで「ライブのチケットやTVゲームの本体が何倍もの価格で転売されている」なんて聞くとイメージ悪いですよね。一般的に「転売」と聞くとよいイメージはまずないでしょう。
そこで本せどりを始めるにあたって、せどり=転売ではないと理解しておきましょう。どちらも自分で仕入れした商品を販売し利益を得るビジネスです。
転売は、一般のお客様に迷惑をかけてでも、お一人様1点限りなどの限定商品、限定数商品を定価(定価に近い価格)で購入(仕入)して販売する行為のことです。分かりやすいのがプレステ5などの入手困難なーム機を早朝から並び、定価で購入し3倍の価格でネットで販売するという行為です。
せどりとは、定価よりも安く販売している商品を仕入れて、利益を乗せて販売することをいいます。仕入商品は限定品ではなく一般的に販売されている商品です。
つまり一般の店舗と同じで、安く仕入れして高く販売して利益を生み出す、普通の小売業なのです。
本せどりを始めるからとって「自分は転売を始めるのではないか」という不安はもたなくても大丈夫です。本せどりは正常な物販ビジネスなのです。
本せどりのメリット、デメリットとは
転売とせどりの違いが理解できましたら、本せどりを始める理由を理解しておきましょう。
せどりでいろいろな商品を販売することができますが、なぜ本せどりなのか?どんなメリットがあるのか?また始めるにあたって知っておかなくてはならないデメリットもあります。
メリット
本せどりのメリットは次の3点です。他のせどりではないメリットなので副業で始めるには最適です。
- 低リスク(低資金)で始めらる
- 利益率が高い
- 安心して稼ぐ事が出来る(真贋調査がない)
デメリット
本せどりにもデメリットがあります。副業で本せどりを始めるといっても立派なビジネスです。リスクもありますので事前に把握しておきましょう。
- 薄利多売の傾向にある
- 沢山仕入れると重たい
- 在庫保管スペースが必要
せどりのメリットとデメリットについてはこちらで詳しく解説しています。
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【初心者必見!】本せどりのメリットとデメリットとは
アマゾンのアカウントを作成
ここから本せどりを本格的に始めるにあたっての手順を説明していきたいと思います。まずはアマゾンのアカウントを作成しましょう。簡単に作成できますし、仕入れする際にはアマゾンのアカウント情報が必要になります。
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【本せどり】Amazonで本を販売してみよう!アカウント作成~出品まで
本せどりに必要な物
次に本せどりを始めるにあたって必要な物を揃えていきましょう。必要なものを大まかに分けると、備品とツールがあります。備品は商品を主に発送する際に必要な消耗品や必需品になります。
一方ツールは商品を仕入れ、販売する際に必要不可欠なものになります。初心者でも分かりやすく解説していますので、こちらの記事をご覧ください。
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【2022年】本せどりで準備、用意したいもの、ツールを紹介(初心者必見)
商品の仕入れについて
ここまでで本せどりを始める準備はできました。いよいよ販売する商品を揃えていきましょう。アマゾンで販売する商品は一般的にブックオフで仕入れをしていきます。ブックオフで仕入れしてアマゾンで販売する。このスタイルが本せどりの王道です。
ネットで仕入れして販売するスタイルもありますが、初心者には正直難しいし、仕入れが安定しません。
副業として本せどりで稼ぎたいならば、ブックオフに行って実際に利益のある商品を仕入れしていきましょう。基本的な仕入れ方法は次の通りです。
簡単な流れ
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利益の出そうな商品を
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検索ツールを使ってリサーチ(スキャンまたはビーム)する
- 利益がある商品を仕入れする。
この仕入れの仕方によって本せどりの利益は格段に変わっていきます。仕入れの仕方を間違えると本せどりは1ヵ月も継続できません。
僕自身、いろいろな店舗で本せどりを始めたばかりの新人の方をよく見かけますが、仕入れの方法をよく分かっていない方も多いです。
見ていて思うのですが、初心者のような方ほど、山のように仕入れをしています。このような方々は、1ヵ月も経つとまず見かけることはありません。
つまり「やってみたけど全く儲からない。逆に売れなくて大損!」という感想だったのではないでしょうか。そのため正しいノウハウを習得する必要があるでしょう。
まず初心者が最初に仕入れするのが最安値で仕入れができる単C(110円~220円)コーナーでの仕入れです。このコーナーでリサーチを繰り返して、仕入れに慣れることが大事です。
最初の1ヵ月目は仕入よりもリサーチする訓練が非常に大事です。ここは非常に大事な点なのですが、最初から仕入と利益の基準も曖昧な段階で、ガンガン仕入してしまうから多くの人が挫折をしてしまうのです。とにかく仕入れすることよりもリサーチに慣れていきましょう。
特に自分が仕入したい利益のある本以外は仕入れしないことが大事です。初心者の方はまずは単Cコーナーで仕入れをいろいろと勉強してみて下さい。次の記事は単Cコーナーで仕入れして稼ぐ方法です。ぜひ参考にしてみて下さい。
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ブックオフ 本せどり「単Cコーナー」攻略法!稼ぐコツとは?
商品の出品について
実際に商品を仕入したらアマゾンに出品して販売していきましょう。 出品は「自己発送」か「FBA」の2通りとなります。普段自力で商品発送ができるようでしたら自己発送がおすすめです。
FBAは自己発送に比べて手数料が高いですが、自己発送で送れない本(厚い本、セット本)を販売する手段として必要になります。
プライスターを使って出品する
出品のやり方は、先の「本せどりに必要な物」の記事でも紹介しているアマゾン販売ツール「プライスター」を使ってみましょう。
よくプライスターの月額費用5,500円程度利益がでるようになったら使いたいという人がいますが、売上ゼロからプライスターを使ったほうが、面倒な作業が最初から短縮されます。
多くの人が最初から使っていればよかったと振り返っていますので、最初からプライスターを使って本せどりに取り組んで下さい。
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【2022年・有料級の特典付き】本せどりのツールはプライスターがあればOK!その理由とは
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基本最安値で出品する
「商品をいくらで販売すればよいのか」と悩む人も多いと思います。せっかく仕入れした商品ならば少しでも高く販売したいですよね。しかしここで初心者の落とし穴がありますので注意が必要です。
出品したい商品のライバルの出品価格を見てみて下さい。おそらく初心者の人は最安値から3~4番目ぐらいの価格で出品する人が多いのではないでしょうか。
しかし本の場合、基本最安値で売れる確率が圧倒的に高いです。なぜなら中古品なので安くて読めればいいという購入者が多いからです。
特に初心者の場合、評価数も限りなくゼロに近いので、まずは最安値(もちろん極端な最安値出品者に合わせる必要はありませんが)で出品して売れる体験を積み重ねていきましょう!
商品の販売について
アマゾンで販売するには「自己発送」と「FBA]商品の出品が完了しましたら売れるのを待つのみです!・・・と言いたいところですが、アマゾンで商品を販売するには出品しただけではなかなか売れません。
なぜならアマゾンの場合、日々、出品者によって販売価格が上下しているので、売れる価格に修正(価格改定)していかなくてはなりません。この価格改定を怠るとほとんど売れませんので毎日行う必要があります。
価格改定について
価格改定はライバル出品者の変動する価格に合わせていく作業ですが、チェックするには1日1回でも大変ですし毎日となると難しいしいと思います。
しかしこの価格改定をツールを使えば自動的にやってくれます。プライスターでしたら24時間最適な販売価格に自動的に改定してくれますので、ここでもツールの必要性が分かると思います。
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適正な出品価格を理解しよう!【自己発送編】
在庫管理について
仕入した商品が全て売れることはありません。スーパーを見ても売れ残り商品はセールや処分価格で売り尽くす努力をしています。
アマゾンの販売でも同じことで、現在の在庫をみて売れ残った商品等をどうするか定期的に検討していく必要があります。
売れ残りの商品をそのままにしていても全く売れない商品(不良在庫)がどんどん増えていきますので、数か月売れなかったら思い切って値下げするなど販売促進をしていきましょう。
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商品の発送について
商品が売れたら自己発送商品の場合、お届け先に発送するのですが、一般的な発送方法は次の通りです。
クリックポスト
一般的な発送として使われているのが「クリックポスト」です。厚さ3cmまでの本を全国一律198円(税込)で発送でき、土日祝配達、追跡も可能です。専用ラベルはプライスターで簡単に作成できますので便利です。
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「クリックポスト」お得なラベルでコストカット
特約ゆうメール
出荷数が多い方は日本郵便と特別契約を結ぶと「特約ゆうメール」で格安に発送することができます。料金的には130円(税込)前後が多く以前はかなり重宝されていた発送方法です。
しかし2022年現在では厚さ制限が厳しくなり、2cmまでの本しか送れなくなっている地域が多いです。
またゆうメールなので2021年より配達日数が遅くなり、同じ町内でも配達に2日、土日祝の配達はありませんので、注文してから配達まで4日程度かかる時もあります。
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【本せどり】配送料の安い「特約ゆうメール」契約するにはどうすればいいのでしょう!
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こちらの関連記事はかなりの人気記事なのですが、2022年現在、特約ゆうメールの契約はかなり厳しくなっております。記事のとおりの契約ができない場合もありますので、ご利用の際は最寄りの日本郵便へお問い合わせ下さい。
マーケットプレイス配送サービス
ヤマト運輸の「ネコポス」が格安に利用できるサービスです。マケプレ出品者でしたら誰でも利用できます。当方が現在一番おすすめする発送方法です。
メリットとしてはネコポスなので「配達が早い」「土日祝も配達」「追跡可」「3,000円までの補償」があるということです。配達スピード的には他出品者よりもかなり有利になります。
料金的には配達地域によって10円前後異なりますが、月間500冊以上利用すると全国平均180円程度(税込)で、発送後に即日ペイメントより差引されます。500冊以下ですとクリックポストと同じぐらいに価格です。
また同時に「宅急便コンパクト」と「宅急便」も格安発送できますので、FBAで送っていた商品を自己発送で販売することも可能になります。
評価について
初心者の場合、評価数が少ないと売れにくいのではと思う人も多いでしょう。確かに新規で出品した時は誰でも評価ゼロからのスタートになります。
少しでも評価を増やして実績のある出品者となりたいところですね。またトラブルがあり悪い評価をもらうこともいずれあるかもしれませんので、
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クレームが来た時どうする?
アマゾンで販売しているといつか必ず購入者からクレームが来ることがあります。クレームなんて怖い、ヤダ!なんて思う人が多いかと思いますが、副業でネット販売といっても立派なビジネスです。
出品者のあなたは購入者から見たら一般のお店と同じです。メルカリでしたら個人、素人の販売ととらえられますが、アマゾンの場合、出品者が購入者に対して誠意ある対応をしていかなくてはなりません。
クレームなどのトラブルに関しては当ブログでも記事を多く掲載いしていますので参考にしてみて下さい。
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まとめ
本せどりについて一連の流れを解説してみました。本せどりは薄利多売というイメージが強く、新品せどりからスタートする人も多いと思います。
しかし新品せどりには多額な仕入金額がかかるので実際は簡単ではありません。新品せどりで挫折してして相談を受けることもありますが、副業の次元ではない仕入資金が必要と聞くとほとんどの人が失敗するのではと思うこともあります。
本せどりの場合は5万円程度から充分にスタートできる副業向けのビジネスです。仕入れのコツやノウハウが分かるようになると薄利多売でなくても稼げるようになりますので、経験を積み重ねていきましょう。