ブックオフ 実践編

本せどりの歴史

2019年2月27日

せどりを体験したことがある方は、本せどりを実践した方も多いのではないでしょうか。


せどりが稼げる手法として認知され始めたのは、10数年前だと思います。
当時、せどりで有名な方が数名いて、雑誌やTV、ネットで販売手法を紹介されて、一気にブームになりました。


特にブックオフの本せどりが圧倒的に認知されていました。他にも中古のCDせどりもありましたが、新品せどりはあまりなかったと思います。


Amazonのマケプレも中古本を販売するのがメインな時代でした。
本せどりは稼げると情報を得て実践してみたり、または、せどりスクールに入塾する人も多かったようです。多くの方が本せどりを実践していました。

当時のブックオフは、本のセールをかなりの頻度(毎週、隔週など)で開催しており、しかも半額、500円均一などが主流でした。
直営店も、フランチャイズ店も関係なくセール、セールを開催していました。


今では考えられないですが、セール当日は開店前10人、20人はあたりまえ。店舗によっては50人以上並んだところもありましたね。


しかも大半がせどり目的のせどらーです。開店で自動ドアが開くと、皆が猛ダッシュで、目的の本売場へ走り、棚に並んでいる本を一斉にリサーチしました。

あまりにもセールが多くて、ライバルも多くなり、いつの間にかセール前日に翌日のセール対象商品をリサーチする人が増えてきました。


そして、当日の開店ダッシュに備えて、自分がお目当ての本を1冊でも多く買いたいので、前日に分かりやすい場所に並べ替えたり、人によってはストッカーに隠したりしていました。はたまた事前に並べ替えた人の本を更に並べ替えたり、当時は、前日の閉店までライバル同士のにらみ合いが続きました(^-^;

またそのころ、今では当たり前ですが、バーコードリーダーで本をリサーチする手法が登場し、セール前日に全部の本をリサーチするせどらーも見かけるようになりました。


本せどりがブームになるにつれ、せどらーのマナーがエスカレートするようになってしまいました。

なぜ、ここまで本のセールの時、せどりがヒートアップしてしまったのかと言うと、「単行本500円セール」が特に稼げると認知されたからでしょう。


Amazonで1,000円、1,500円、2,000円、3,000円、5,000円で売れる本でも全て500円で仕入ができるので、その時は目の色変えて準備した方が多かったのでしょう!


当時は、同じ日に何店舗もセールを同時に開催していたので、セールのはしごができ、ブックオフを朝から閉店までセールで回ることもありました。1日5万、10万と利益が獲れましたね。

こんな状況はしばらく続いていましたが、あまりにもせどらーのマナーが悪くなり、ブックオフにも抗議が殺到したようです。


ブックオフは上場企業なので、株主からの反発も多発し、ある時からセール終焉宣言になりました。ブックオフセール専門を本業にできた時代なので、そのようなせどらーは当然撤退しました。


更にブックオフが販売価格の見直しを開始しました。


そのころまでブックオフの値付けは、単行本、雑誌に関して、プロパー(ブックオフの通常のコーナー)の値付けを、新品価格の半額にしていました。
それをAmazonマーケットプレイスの中古本価格に合わせるように値付けをし始めました。


つまり、それまでは1,800円の新刊本でしたら、ブックオフでは半額900円で販売していました。そこで、その本はAmazonで中古1,250円で販売していたので、ブックオフも1,250円前後のAmazonの販売価格に合わせるようになったのです。

当時のせどらーにとっては、「セールの廃止」、「販売価格の見直し」により、かなりのダメージを受けて、本せどりを断念するせどらーが急増しました。
「本せどりは稼げない」というイメージになったのです。

現在のブックオフでは、そういう経緯の値付けになっているので、プロパー本の販売価格は正直高いです。


せどりとは関係ない一般のユーザーでしたら、かなり高いと思うのではないでしょうか。多分Amazonで買った方が安く買えると思う人も多いでしょう。

ブックオフも価格改定して大量購入するせどらーも減り、一般のお客様も高くて買わなくなるのでは悪循環ですね。


現在でもセールはほとんどなく、価格も高いですが、本も売れないので値下げ処分する店舗も多いです。
ある意味、そこがチャンスです!

店舗も売場スペースと陳列棚のスペースに限りがあるので、新商品が入荷すると旧商品を外して並べ替えます。


そして外された商品は激安の108円~200円コーナーに値下され並びます。


また最近は500円コーナーのある店舗も店舗も多いので、そちらに並ぶことがあります。
この一連の流れ「商品新入荷⇒旧商品は値下げしてコーナー移動⇒新商品が代わりに並ぶ」をブックオフでは【ところてん】と呼んでいます。

この「ところてん」を上手く利用して仕入れることができれば、今でも充分稼ぐことができますよ。
詳細は後日にお話していきます。

ちなみに本せどりを止めたせどらーは、新品せどりに移行した方が多いと思われます。
そして新品せどりで稼げるようになると、本せどりの大変さが分かります。


中古、新品のメリット、デメリットはお互いあるのですが、こちらのブログでは、中古本せどりがメインです。
余力がでてきたら、新品せどりを取り入れていくのがいいと思います。
※新品せどりの情報もたまに掲載していきます。

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