こんにちは。北村です。
本せどりをしていてもセット本せどりをしたことのない人は結構いると思います。
そんな方から聞かれるのが「セット本せどりは何から始めるのがいいのでしょうか」という問い合わせです。
確かにセット本といってもブックオフの膨大な在庫から何をリサーチすればよいのか分かりにくいですね。
そこで今日は初めてのセット本せどりについてお話します。
目次
セット本せどりとはどんなもの?
そもそもセット本せどりとはどんなものなのでしょうか。
一般的にはシリーズの本を全巻セット、例えば1巻~10巻セットとして販売する商品になります。
人気なのはコミックを全巻セットにして販売するものです。仕入れもしやすくて売れやすいのが特徴です。
しかしコミック以外にもセット本として販売できるものは結構あります。文庫本、児童書のセット本もせどりで人気ですが、単行本でもセット本があります。
基本的にアマゾンの商品データにないものは出品できませんが、それでもかなりのセット本は存在するのです。
これを探せるようになると仕入力が一気にアップしていきますので、ぜひチャレンジしてみて下さいね。
まずはコミック文庫をリサーチしてみよう!
ではセット本せどりを始めるにあたり、どこからリサーチすればよいのでしょうか。それはコミック文庫です。しかも110円の棚です。
ブックオフではコミックコーナーの端に陳列している店舗が多く地味な存在です。どこに並んでいるか分かりにくい店も多いぐらいです。
しかしこのコミック文庫はセット本せどりを最初に取り組むには最適な商品なのです。
コミック文庫とは
コミック文庫とは過去にコミックで発売されたものを文庫サイズにして再販されたものです。通常のコミック全巻を文庫版にコンパクトにしています。
そのため1巻あたりのページ数を多くして全巻数を少なくしているのも特徴です。ではなぜコミック文庫が最初のセット本仕入れにおすすめなのでしょうか?
仕入れしやすい理由① 昔の名作が多い
中古本せどりに取り組み人の特徴の一つとして、シニア層が結構多い特徴があります。40代は当たり前ですが、50代以上の方も結構いらっしゃいます。
本なので年配の方でも分かりやすい理由もあるのでしょう。でも年配の人はコミックせどりよりも文庫本や単行本のせどりに特化する傾向があります。
これは単純にブックオフのコミックコーナーを見ても知らない漫画ばかりで何からリサーチしていいか分からないというのも理由だと思います。
たしかに少年、青年コミックを見てもほとんど知らない漫画が大半です。ましてや年配になってくると僕も同じですが漫画を読まなくなりがちです。そのため漫画よりも活字のほうが取り組みやすいでしょう。
しかしこのコミック文庫コーナーに並んでいる商品を見てみると若い人よりは年配の人が読んできた漫画が多数並んでいます。
たとえば、どこのブックオフでも並んでいるドカベン、アタックNO1、エースをねらえ、手塚治虫シリーズなど。50代の人達が子供のころ読んでいた漫画がたくさんあります。そうなんです。このコーナーは昔の名作がたくさん並んでいるのです。
しかも棚の数が少ないので何回も店舗に通ってリサーチしているとコミック文庫に並んでいるタイトルはどんどん覚えてしまいます。
名作をチェックしているうちに他のタイトルも自然に覚えてしまい、リサーチも簡単にできるようになるでしょう。
仕入れしやすい理由② 全巻セットの巻数が少ない
例えば名作「キャプテン翼」。通常のコミックだと全37巻セットです。しかも古い本が多いのでかなりヤケの強い本が多いです。
しかし文庫版になると全21巻です。10年ぐらい前に再販されたものなので状態が綺麗なものも結構あります。
コミック文庫の場合は大半が24巻以下のものが多く、全6巻、8巻など巻数の少ないものもたくさんあります。
そのため梱包も簡単ですし、自宅で保管しておく時も文庫サイズなので非常にコンパクトです。
また巻数が少ないので全巻セットを完成しやすい特徴もあります。
コミック文庫:仕入れのコツとは
コミック文庫といっても全巻セットを1回の仕入れで完成できるのは難しいです。
ただし8割ぐらい揃っていたり、最終巻があったりすることも結構あります。また定番的に売れるセットも結構ありますので、バラでどんどん仕入れしてセット化することができます。
定番品に関しては2020年度版のおすすめ商品をプレゼントする予定ですので、詳細が決まりましたらご紹介します。
基本的は次のような感じで集めていくのがいいかと思います。
名作をリサーチしてみる
コミック文庫には名作がたくさん並んでいます。もちろんほとんどの巻が揃っていることは少ないですが、名作をみかけらた巻数が少なくても一度リサーチしてみることをおすすめします。
名作という概念ですが、昔の名作漫画でもいいし、あなたがよく読んでいた漫画でもいいです。
一度リサーチしてみて、相場の高い名作はチェックしておくといいと思います。
中公文庫はチェックする
中公文庫という出版社が発行しているコミック文庫は相場が高いものが多いです。
最初の名作本ともかさなりますが、昭和の名作はもちろん、マニアックな作品も全巻文庫セットで発売しています。
一般的な流通数が少ない作品はかなり相場が高くなっています。中公文庫といってもどうやって本を見つけるの?と疑問に思うかもしれません。
しかし簡単に分かります。次のような黒色の背表紙の文庫です。
棚をみれば簡単に見つけることができますよ。仕入れをする時には必ず全何巻セットなのか?最終巻は手に入るかなど必ずチェックして下さい。
抜け巻の仕入れ方法など、セット本の詳しい仕入れ方はこちらの記事をご覧ください。
リサーチ不要のタイトルを覚えていく
コミック文庫コーナーの110円棚には並んでいるタイトルの中でリサーチ不要のものがあります。
まずは、どこでも見かけるようなタイトルで相場が安い本。例えば、こち亀、サザエさん、シティーハンターなど。
これらのタイトルはどの店でもあり、相場も安定して安いのでリサーチ不要です。またゴルゴ13も巻数多すぎで無視しましょう。
一方、リサーチしてみると全巻セットはかなりの高額でよく見かけるタイトルもあります。例えば「銀河鉄道999」です。
結構1~10巻ぐらいまで見かけるのでセットにできそうに思ってしまします。モノレートで見てもセット化できれば9,000円以上で売れます。これはテンション上がりますね\(^o^)/
仮に10巻まで110円であったとしても残り11~18巻まであと8巻です。他の店舗で残りを110円で、抜け巻はプロパーやネットで仕入れすればセット化できるはず!
>と思って仕入れてしまってはダメです!
まず理由としてはこの銀河鉄道999は全巻110円で揃えるのはほぼ不可能でしょう。
プロパーと合わせてセット化を試みてもいつセット化できるか分からず最後は新品の巻を入れてセット化する羽目になるかもしれません。
セット本の場合はセットにできなければ商品価値がありません。リサーチした時に異常に価格が高い商品は疑問をもちましょう!
今回の銀河鉄道999は18巻セットで9,000円以上の価格です。通常のセット本ですと110円×巻数×2~3倍ぐらいの価格で販売できる商品を狙いたいところです。
しかしこのセットは4.5倍以上の価格になっています。18巻セットでこれほどの価格になっていることは一般的にセット化しにくい商品ということになります。
あまりにも価格が高い商品については、基本的にセット化するのが難しいと考えてみて下さい。
まとめ
今回はセット本せどりの最初の仕入れとしてコミック文庫について紹介しました。
このコーナーで仕入れがたくさんできるようになれば、他のコーナーのセット本仕入れもできるようになっていきます。セット本せどりをこれから始めたい人はぜひこのコーナーで繰り返しリサーチしていきましょう。
自然に商品を覚えていくので効率よく仕入れができるようになっていきます。
セット本をこれから仕入れをしてみたい、セット本せどりを極めたいと思う方は次のポイントをもう一度確認してくださいね。
・セット本せどりはコミック文庫から始める
・昔の名作をリサーチ、仕入れする
・中公文庫は必ずチェックする
・リサーチしなくてよいタイトルを覚えていく