実践編

【本せどり】セット本は自己発送ではなくFBAで販売しよう!

2019年5月26日

自己発送とFBAで販売した時、利益の違いとは

こんにちは。北村です。
本せどりの場合は自己発送で販売している方も多いと思います。そのためセット本も自己発送で販売している方も多いですよね。


しかしセット本を自己発送で販売すると購入者に発送する送料がかなり高くなってしまいます。しかも遠方の購入者へ発送する場合は送料が高すぎて最悪利益が残らない場合もあります。


そのようなことにならないよう、FBAで販売を推進したいと思います。


そこで今回は自己発送とFBA。セット本を販売した時の利益を検証してみましょう。


自己発送とFBAで販売した時の利益の違いは

仕入しやすい文庫コミックで利益を検証してみましょう。商品はせどりでも定番的なセット本「ちびまる子ちゃん 文庫版 コミック 全9巻完結セット」です。


ちびまる子ちゃん 文庫版 コミック 全9巻完結セット

このセット本をFBAで販売した場合と自己発送で販売した場合の利益をみてみましょう!


FBAで販売した時の利益はいろいろな検索ツールでも分かり難いのですが、アマゾンアカウント内にあるFBAシュミレーターを使うと利益が分かります。


さらにFBAで販売した時と自己発送で販売した時の利益が比較できるので、FBA出品者はチェックしてみて下さい。


仕入は1,200円(108円、プロパー込)で仕入しています。販売金額は3,000円です。自己発送も送料込みで3,000円です。




自己発送で販売した場合

自己発送はゆうパックの60サイズで東京から東京へ郵便局持ち込みで発送した場合です。この場合利益は590円です。


これが遠方になれば送料も高くなり、大阪で830円、北海道で1,160円かかります。北海道にこのまま配送すると利益は110円になってしまいます。


アマゾンで自己発送で販売する場合は、商品ごとに送料を設定することができます。北海道の購入者に想定して地域別の送料を設定することは可能です。


ただし実際に販売するとなると、「販売金額+送料」の価格(今回のセット本ですと3,000円)がFBA出品者の販売価格と同じにしないと売れません。


つまりセット本の場合、自己発送で販売する場合でも、FBA出品者の価格に合わせる必要があるのです。


FBAで販売した場合

FBAで販売するメリットといえば、アマゾンへ納品すると販売、発送、お客様対応を全てお任せできる点です。さらに在庫を自宅に保管する必要もありません。


ただしアマゾンの倉庫へ発送する送料の負担の生じますので、ここはなるべく安くしたいところです。


一緒に納品する商品が多い場合、1点あたりの送料は安く計算できますね。通常のゆうパックですと1点あたり100円~200円くらいになることが多いと思います。アマゾンへの納品送料は出品者の状況によって変動しますので、各々考慮してみて下さい。


上の表の利益は859円になっていますが、納品送料100円を差し引きしても750円の利益が取れますね。


ちなみに大型セット本(30巻セットなど)になると納品送料も高くなりますので注意が必要です。これはまた別途記事にしたいと思います。


クリックポストで発送できないセット本はFBAで販売する

自己発送で販売すると購入者へ発送する送料がかかります。一般的に300円ぐらいの送料を設定している出品者が多いですが、結局は「商品価格+送料」=販売価格になります。


送料をいくらに設定してもFBA出品者と競合するのであれば、価格をあわせなければ売れません。結果的に実質の配送料が高くても商品価格を安くして合計金額をFBA出品者の相場にあわせることになります。


つまり購入者への送料が高くなると利益的に厳しくなり、利益が激減する可能性があるます。


逆にFBAはそのような心配はありません。


今回紹介したセット本も一番安いゆうパック送料で送っても680円かかります。これはかなりの負担になりますね。


そこで僕が思う自己発送とFBAの分岐点は、クリックポストで発送できるか、できないかだと思います。


クリックポストは日本全国一律送料198円です。サイズは3合計60cm、厚さも3cm以内、重さも1㎏以内という条件がありますが、この条件がクリアできればかなり安価で発送することができます。


セット本をクリックポストで発送できればかなり利益をつくることができますね。この条件をクリアできるとなると文庫本3冊ぐらいまでが妥当だと思います。それ以上ですとFBAのほうが圧倒的に利益が残ります。


クリックポストでは発送できないセット本、つまり冊数の多いセット本の場合はFBAで販売したほうが利益が残るということになります。


まとめ

  • 自己発送でセット本を販売する時は送料がネックになる
  • FBAで販売する時はアマゾンへの納品送料を安くすること
  • セット本の販売はFBAの方が利益を取れる
  • クリックポストで発送できないセット本はFBAで販売する


今回はセット本の販売を自己発送とFBAで検証してみました。今回の「ちびまる子ちゃん」の場合ですと送料は680円で、ゆうパックでも一番安い送料です。


しかし購入者が遠方地域の場合は送料がどんどん高くなります。それでも商品は発送しなくてはなりません。サイズの大きなセット本の場合、自己発送ではリスクが大きいです。


単品商品の場合は自己発送のほうが利益が大きく残りますが、セット本の場合は逆にFBAのほうが利益が残ります。

現在自己発送でセット本を販売している方、またはこれから販売してみようと思っている方に参考になればと思います。

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