【せどり】見込み利益とは何?実際の利益とはどう違うのか

投稿者: | 2019年6月8日

こんにちは。北村です。
せどりのブログやSNSで仕入の成果を掲載している方がたくさんいらっしゃいますが、「見込み利益〇〇円」と記載されていることも多いですね。


今日はこの見込み利益とは何なのか。そして実際の利益とどう違うのかについて見ていきたいと思います。

見込み利益とはどんな利益?

僕もよくLINEなどで情報をもらいます。「ヤマダ電機で高利益商品を発見。仕入価格6,000円で利益1,200円。10個あるので見込み利益は12,000円になります!」という配信。


これは実際に商品を仕入した場合、10個仕入して10個販売し、利益が12,000円になりますということです。これが見込み利益ということになります。


つまり、仕入の段階で全部完売した時の利益予想ということになります。

見込み利益と実際の利益の違い

まずは上記の具体例で見ていきます。まずは新品せどりの場合です。実際に見込み利益がどんな結果になるのか見てみましょう!

■販売商品(新品TVゲームソフト)
仕入金額:6,000円
販売金額:8,800円
利益:1,200円
仕入数量:10個
見込み利益:12,000円



こちらの商品は一般的なTVゲームの新品商品になります。利益商品の数を集めてみました。利益率は14%で低いと思われるかもしれませんが、実際はこのぐらいが一般的ではないでしょうか。

また見込み利益ですが、あくまで全部完売した場合、利益が12,000円ということになります。つまり仕入した10個が8,800円で販売できないと12,000円の利益は確保できないことになります。

全部売れなかった場合、利益はどうなる?

実際に出品した商品が全部売れれば全く問題ありませんが、全部売れるとは限りません。そこで8割以上売れた場合から利益を見てみましょう。

ケース①
10個中、8個しか売れなかった場合

仕入金額:6,000円×10個=60,000円
利益(1個あたり):1,200円
アマゾン入金額:7,200円×8個=57,600円
差引利益:-2,400円


2個売れ残ってしまうと完全赤字です。仕入金額で6万も使って赤字なんて目も当てられないです。

■ケース②
10個中、9個売れた場合

仕入金額:6,000円×10個=60,000円
利益(1個あたり):1,200円
アマゾン入金額:7,200円×9個=64,800円
差引利益:4,800円

1個売れ残った場合ですと利益が4,800円獲得できます。つまり新品せどりで仕入金額が高い場合、同じ商品を複数販売する時には注意が必要ということになります。


仕入金額を6万円使っても少し売れ残ってしまうだけで全然違う結果になってしまいます。


つまり見込み利益は仕入した数量があくまで仕入した時の利益で全部売れた時に限るのです。Maxの結果がでないと見込み利益は確保できません。

なぜ見込み利益が確保できなくなるのか

仕入した段階ではその時に出品してすぐに完売した時の利益を想定しています。実際には仕入してから販売するまでに日数の誤差がかなり生じます。またライバルによる価格競争が生じていきます。


新品商品の場合は出品価格が数百円単位で安くなることが多いです。パワーセラーが出品した場合、今回の商品8,800円で販売したかった商品が8,000円の価格を切ることもよくある話です。


ライバルがいる限り、仕入時よりも販売価格が大幅に下がることもよくあるのです。当然、価格競争になると見込み利益は確保できません。


当初の販売価格のまま出品し続ければいいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、クレジットカードで仕入をした場合は、この時点で仕入資金回収することが難しくなっていきます。


カード払いの場合は基本1ヵ月で仕入資金を回収しないと支払いが厳しくなっていきます。仕入金額が高くなり回収できないと、支払いサイクルに追われてしまい本来のせどりで稼ぐという目的がなくなってしまうのです。

見込み利益を確保できない場合どうする

仕入した商品が売れ残った場合どうするかというですが、基本的に見切り処分をして値下げ販売することです。


上記のケースですが、実際は8,800円で販売する予定のところ7,500円までの間で販売できれば赤字にはなりません。


さらに安くすれば赤字が増えていくのですが、ここで値下げを止めてしまうと早期に売れにくくなってしまいます。そして売れ残りになっていくのです。


元の価格に戻る可能性も充分ありますが、仕入資金に余裕がない人、カード支払日に間に合わない人は必ず値下げ処分して販売しましょう。


仕入資金を回収して次の仕入に回すことが一番だと思います。

中古本の場合だと見込み利益は

ここからは中古本の場合で見込み利益はどうなるか見ていきたいと思います。
中古本の場合は仕入金額が6,000円なんてことは普通ありえません。一般的に108円~2,000円ぐらいが多いですね。


もちろん同じ商品を10個揃えることができませんので、仕入金額1,500円のコミックセットを10点仕入してみて比較してみましょう。

仕入金額:1,500円(文庫コミックセット)
販売金額:3,800円
利益:1,200円
仕入数量:10個
見込み利益:12,000円


一般的に良く売れるコミックセットです。FBAで販売しても利益率は32%あります。中古本の場合は利益率30%~40%ぐらいの商品を普通に仕入することができます。

中古本の販売状況と利益はどうなる

中古商品の場合は出品した商品がすぐに完売することはありえません。10点出品したら5割~7割ぐらいの販売が一般的だと思います。


そこで5割と7割売れた場合の利益を見てみましょう。

■ケース③
10個中、5個しか売れなかった場合

仕入金額:1,500円×10個=15,000円
利益(1個あたり):1,200円
アマゾン入金額:2,700円×5個=13,500円
差引利益:-1,500円

 

半分しか売れない場合ですと1,500円の赤字です。仕入金額が15,000円なので1割の赤字になります。


しかし本の場合は1ヵ月以内の売れる商品が5割でも、2か月以内に売れる商品は7割ぐらいまでに消化していきます。


新品から比べるとロングテールな商品も多いので仕方ありません。今月赤字でも翌月には黒字になります。


ただしカード払いですと1,500円分の赤字を補填しなければなりませんが。

■ケース④
10個中、7個販売した場合

仕入金額:1,500円×10個=15,000円
利益(1個あたり):1,200円
アマゾン入金額:2,700円×7個=18,900円
差引利益:3,900円

 

7個販売すると4,000円近くの利益になります。これくらい売れると結構稼げるようになっていきますね。8個売れたら6,600円の利益です。

中古の場合、売れ残りは?

中古の場合、1ヵ月で販売できるのは7割ぐらいまでだと思います。そこで残り3割をどうするかになりますが、上のケース④の時点で利益は大きくでています。残り3個分、仕入金額4,500円分が在庫として残っている状況です。


すでに利益がでているので、このままの販売価格で販売し続けるのもありですが、売れない原因をチェックしてみて下さい。チェックするべき点と改善点をあげてみます。

  • ライバルの出品価格と出品状態をチェック
  • モノレートで過去相場を再度確認
  • 過去相場を見て価格が高ければ値下げする
  • 「可」で出品の場合は値下げする
  • ライバルが増えた商品は最安値で売切り

この中で特に注意するのが最後の「ライバルが増えた商品は最安値で売り切る」というところです。いくら回転の良いセット本といえども安い価格で多くの出品
者が集中することがあります。


安い出品者が売れて相場が上昇するまで待つという選択肢もありますが、逆に安い価格で新たな出品者が増えてくる可能性もあります。


つまり相場が上昇するのはある意味運です。そのため、このような状況になったら割り切って処分販売していくのが良いと思います。処分販売して新たな仕入資金に回していきましょう。


本の場合は処分しても利益は少なくなりますが、黒字のことも多いので、あまり悩まなくても大丈夫です。

見込み利益の精度を上げるには

新品、中古ともに1ヵ月以内に販売できる商品を仕入できれば、仕入時の見込み利益にかなり近づくことができます。中古の場合はそこまで意識しなくても翌月に売れることも多いので問題ありません。


ただし新品の場合は価格競争になると注意が必要です。ここはモノレートを徹底的にチェックして下さい。


1ヵ月以内の販売状況が分かると思いますが、月に数回しか売れていなくて、出品者が多い商品は仕入対象外にしたほうが無難でしょう。


逆にほとんど毎日売れているような商品でしたら複数仕入をしても販売できると思います。モノレートの見方はこちらからあらためて確認してみて下さい。
モノレートの見方と使い方

まとめ

  • 見込み利益は確実にゲットできる利益ではない
  • 新品せどりは資金繰り的に1ヵ月に8~9割売る必要がある
  • 中古せどりは1ヵ月で6割以上売れれば大体黒字になる
  • 新品は1ヵ月売れない商品は処分して資金回収する
  • 中古は1ヵ月売れない商品は徐々に値下をしていく

今回は見込み利益についてお話しました。もちろん仕入商品によっては見込み利益どおり全て完売することも多くあると思います。ただ一歩間違うと大きな落とし穴があるということも事実です。


特に仕入単価が高額な商品に関しては、トータルの仕入金額を見てみて1ヵ月以内に仕入金額が支払いできるのか、それでも利益を出せるのかなど、慎重な仕入をしていく必要があると思います。


その時不安でしたら、全ての在庫を仕入する必要はありません。商品在庫の一部だけを仕入すればよいと思います。仕入をしないという勇気もせどりには必要ですね。