準備編

【せどりの基本】Amazonランキングについて③

2019年4月3日

前回、本せどりでは、アマゾンランキングを基準にして仕入をしていきましょう!とお話しました。しかし、本せどりの中でも、アマゾンランキングだけを基準に仕入をしないほうが良いものがあります。それはセット本です。

セット本の仕入は、アマゾンランキング不要なの?

本のせどりでは、1冊づつ単品販売する方法と、複数の本をセットにして販売する方法があります。


単品販売は仕入のコツが分かり、慣れてくるとかなり仕入ができるようになっていきます。そうなると、アマゾンランキングを基準にしてサクサク仕入していくほうが効率いいです。販売も最安値近くで販売していけば、充分に売れていきます。


逆にセット本の場合は、なかなか一度にセット化できないので、商品を集めるまでに時間がかかります。その分、価格も高くして販売していきます。また相場もあまり変動しないので、かなり利益を出しやいです。


単品でしたら、1冊500円で販売しても良いですが、セット本を500円で販売することは無理です。安くても1,000円台、通常は2,000円以上で販売していくと思います。中古本販売の中では、高額商品になります。


そして出品してすぐに最安値で販売するのではなく、理想の利益が取れる販売価格で出品していくことが多いでしょう。販売も1ヵ月ぐらいの期間で売っていく感じになりますので、仕入する時のランキングはあまり関係ないことになります。

ランキングの代わりに仕入判断するもとは?

ではセット本の場合、ランキングの代わりに何を基準に仕入をしていくのでしょうか。これはモノレートを基準にして仕入をしていきましょう!

モノレートの使い方は、以前の記事で紹介しましたので、参照してみて下さい。
モノレートの見方について⇒


セット本の販売期間を1ヵ月と考えるならば、リサーチした時にこのセット本は1ヵ月~3か月の間にどのくらいの数で売れていくのかを判断していきましょう!セット本の仕入については、後日、詳しく解説していきたいと思います。

月刊誌のランキングには要注意!

アマゾンランキングでの仕入判断が不要なものとして、雑誌の月刊誌があります。店舗でリサーチはでき、ランキングも表示されるのですが、そのランキング自体が全く意味合いの違うものになっています。そのため全く仕入判断にすることができないのです。


月刊誌は本の裏にISBNコード(10桁)の記載がありません。そのため、そのような商品についてはアマゾンが独自のASINコードを設定しています。ISBNとASINの違いは次の通りです。

では月刊誌をリサーチした場合、どんな表示をされているのでしょうか。今回は、「販促会議2018年12月号 」という月刊雑誌をリサーチしてみます。まずはアマコードでリサーチしてます。

アマコードでリサーチしてみると、ランキング47位になっています。実はこのランキングに注意が必要です。普段の仕入感覚でみてみると47位でしたら、超高ランキングで、超高速で売れる商品です。


ただしこの47位には裏があります。分かりやすく、この本の商品詳細を見てみましょう。

Amazon売れ筋ランキング:47位の隣に、「広告・宣伝・営業の雑誌」と記載されています。つまり、このランキングは、アマゾンの中の広告雑誌というカテゴリーの中のランキングなのです。


この雑誌のような月刊誌の場合は、ISBNコードがありません。ISBNコードの無い本は、アマゾンのAISNコードが作成され、自動的にその雑誌のカテゴリー内ランキングになってしまうのです。


つまりISBNコードの無い本のランキングを仕入判断として使ってはいけないということになります。このランキングの意味を知っておかないと、誤って仕入をしてしまう可能性があります。

このような月刊誌は、ランキングではなく、モノレートの販売実績を見て、仕入判断をして下さい。

実際にモノレートで販売実績を見てみると、1ヵ月に9冊以上販売している商品だと分かります。仕入金額が安ければ、充分仕入しても良い商品という判断になります。


3回にわたって、ランキングについてのお話をしてきましたが、また最新情報などはアップしていきますので、よろしくお願いします。

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