北村です。2019年度の「本屋大賞」が発表されました。
TVでも多く紹介され、日本中で注目されているイベントでもあります。書店ではイベント後に関連商品が飛ぶように売れていきます。
僕たち、本せどりを行っているものとしても、ぜひチェックしておきたいイベントですので、ぜひご覧下さい。
目次
本屋大賞とは?
この賞は、2004年に始まった文学賞です。「全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本」をキャッチコピーとして掲げています。
商品である本と、顧客である読者を最も知る立場にいる書店員が、過去一年の間に自分で読んで「面白かった」、「お客様にも薦めたい」、「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票します。
対象作品は過去1年間に刊行された日本の小説で、1次投票で1人3作品を選び投票を行ないます。
選出された上位10作品のうちから、2次投票を行い大賞を決定します。そしてノミネート作品の中から大賞が決まり、以下2位~10位までの順位も発表されます。
2019年受賞作一覧
4月9日に2019年本屋大賞が決定しました。大賞 は、瀬尾まいこさんの『そして、バトンは渡された』 です。
瀬尾さんは大阪生まれ、奈良育ち。中学校の国語教師として働く傍ら、2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞を受賞して作家デビューした。
4作目の『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞を受賞。2011年に教師を退職。結婚し、5歳の娘を育てながら執筆を続けました。
本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』は、刊行直後から書店員を中心に口コミで支持が広がり、紀伊國屋書店のスタッフが薦める「キノベス! 2019」第1位も獲得しているとのことです。
そでは、大賞作品の他の受賞作もご紹介していきます。
大賞 『そして、バトンは渡された』 瀬尾 まいこ
2位 『ひと』小野寺 史宜
3位『ベルリンは晴れているか 』深緑野分
4位『熱帯』森見登美彦
5位『ある男』平野啓一郎
6位『さざなみのよる 』木皿泉
7位『愛なき世界』三浦しをん
8位『ひとつみぎの手』知念実希人
9位『火のないところに煙は』芹沢央
10位『フーガはフーガ』伊坂幸太郎
受賞作は仕入のチャンス!
今回の受賞作の大半は、アマゾンでも高騰しています。やはり受賞作を一度読んでみたいと思う人も多いでしょう。価格もしばらく安定しているので、絶好の仕入のチャンスでもあります。
ブックオフでせどりをする時、小説のコーナーをリサーチする人は限られているように思います。なぜなら小説は、あまりにも本の種類が多く、次から次へ新刊が発売されるので、アマゾンの相場もすぐに変動し、大半が下落してしまいます。
そのため、小説の仕入はリサーチのわりに結果がでないことも少なくありません。ただし、小説にも仕入のポイントがあるので、コツを掴めれば、利益商品を短時間で仕入れることも可能です。
このコツは文字ではなかなか分かりにくいので、ご紹介しませんが、今回の受賞作の著者には注目してみて下さい。
もちろん受賞作は、しばらく仕入対象になりやすいです。ちなみに仕入の参考ですが、できるブックオフは本屋大賞の受賞作を店頭の目立つところで販売演出していきます。逆の店舗は、受賞作であっても、値下げをしていきます。
これがあるので、せどりはより稼ぎやすいですね!今回の受賞作は数か月間、注目してみて下さい!