ノウハウ 実践編

線引き、書き込みのある本は仕入していいの?

2019年4月17日

こんにちは。北村です。
本の仕入をしていると線引きや書き込みのあるものに出会うことがありますね。


専門書や参考書に多いですが、リサーチしてみると最安値でも意外に高値で、しかも高ランキングのものもあります。


良品でしたら即仕入するのですが、線引きなど、不備がある本は仕入してもいいのでしょうか?

線引き、書き込みのある本は売れるのか?

仕入の経験が浅いと、線引きのある本なんて売れるのか?と思うかも知れません。ましてや不備のある本をわざわざお金を出して仕入れるなんて有り得ない、と思う方もいるでしょう。


しかし実際は、線引き、書き込みなど不備のある本も普通に売れます!


もちろん線引きの状態や、リサーチした本のランキングによって仕入判断は変わってきますが、本せどりの中では充分に利益を生み出す商品の一つになります。

不備のある本の仕入対象とは

実際に仕入する時は、線引き、書き込みの状態で判断するのが良いでしょう。


まずはリサーチした本の良品の最安値が700円以下の場合、線引きのあるような本の仕入は避けた方がいいかと思います。


僕の考えですが、線引きが5ページ以上あるような本は、良品よりも200円以上安くしないと販売しにくいと思います。そうしますと、良品700円の本ですと、線引きのある本は500円で出品することになります。


当然、今後相場が下がってくると、500円では販売し難くい状況になってしまいますが、最終300円でも販売できれはいいという考えです。

実際に売れた商品を紹介

それでは、実際に線引きのある商品を販売した実例をご紹介します。以前に販売した商品です。

この本は出品当時「良品」で最安値845円、ランキングは38,149位の本です。状態としては21ページに線引きがありました。

出品した時は、最安値が890円ぐらいでした。ランキングもかなり良い本でしたので、「可」で200円安い690円で出品してみました。


そして翌日に売れました。



線引きの状態はこんな感じです。これが21ページあった状態です。

このぐらいの線引きの状態でも、ランキングがよければコンディション「可」で出品して販売することができます。


不備のある本を仕入するには、経験がないと仕入に戸惑うこともあるかと思います。しかし実際には、読めればいいという購入者も多いです。


僕も普段仕入して販売する商品のうち、状態の悪い本は10%程度あると思います。

不備がある本を出品する時は?

線引きなどある本を出品する時には注意が必要です。まずは基本的にコンディション「可」で出品することです。


アマゾンのコンディションガイドでは少し線引きがあっても「良い」で出品できると規定があります。今回の21ページ線引きは「可」の対象です。


逆に5ページ以下ぐらいで、線引きも少量でしたらコンディション「良い」で出品しても問題ありません。


次に「可」で出品した時ですが、線引きの状態を説明分に記載していきましょう。「線引きがあります」だけの説明ですと、どのくらいの線引きなのか分かりません。


少量の線引きを想像して購入された場合、21ページの線引きですと悪い評価が入る可能性もあります。


そのため、線引きについては「○○ページ線引きあります」と明確に記載していきましょう。


また1ページに多数の線引きがある場合は、その説明もあったほうがいいです。


「線引き量が非常に多いページもありますので、ご了承ください」など注意コメントをいれておくことがいいと思います。

こんな本は仕入NG!

不備のある本の出品についてお話しましたが、逆に不備のある本でも仕入をしてはいけない本はどんなものでしょうか。これは購入者の立場から見てみれば分かると思います。

線引きが大量にある本

50ページ以上の線引きがある本はどうかと思います。総ページがかなりある本でしたら良いですが、普通のソフトカバーの本、文庫、雑誌でしたら、避けたいところです。

書き込みが大量にある本

多数の線引きと同様に書き込みが多数ある本もどうかと思います。多少の書き込みでしたら問題ないですが、仕入れのジャッジはあなたが購入者だったらどう思うかでしょう。


もし仕入した後に気づいた場合は、線引き、書き込みが多いときは「〇〇ページに線引き、〇ページに書き込み」というように詳細を記載することが大切です。

本のカバーに大きなシミがある本

カバー、中のページに大きなシミがあるものは仕入対象外です。ただし気付かずに仕入してしまう場合もあるかもしれません。


その際は、良品最安値よりも300~400円安くして早く売り抜けましょう。もちろん状態の説明は必須です。

問題集に解答が記載されている

いざ出品する時に解答を記入した問題集を仕入れしていますことがあります。しかしそのまま出品するのは、購入者に対しても失礼です。


解答が消せるようでしたら、全部消して、出品の説明にも「〇ページに解答の記載がありましたが、全部消しました。消しあとも目立ちません。」のような記載をしていきましょう。出品コンディションは「可」になります。

付属のCDや別冊が付いていない本

いざ出品する時に気付くのですが、基本的に完全不良品です。出品しないほうが無難だと思います。

タバコ臭がある本

タバコ臭のある本は説明に記載しておかないと、悪い評価になる確率が高いです。中古本には独特の匂いがある本があります。


アロマ系の匂いでしたら、商品説明に記載しておけば問題なく売れていきます。ただし、タバコ臭とカビ臭い本は避けたほうが無難です。

まとめ

今回は線引きを始めとした不備のある本の仕入についてお話しました。実際にリサーチして仕入対象になった本を手に取って中身を見た時に初めて不備の状況は分かります。


しかしページをめくっていて線引きを発見した時、すぐに棚に戻すことはやめましょう。不備の状態をじっくり見てみて、これくらいの不備だったら十分販売できると判断できるものも多いはずです。


せどり初心者の時期でしたら、この仕入販売は難しいと思いますが、経験を積んでいった時には仕入対象にしていきましょう。


不備のある本を利益に変えることができれば、仕入対象も広がり、利益もさらに増やすこともできます。販売経験を積んでいったらぜひチャレンジしてみて下さい!

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