コロナの状況も落ち着いてきましたが、本業の収入が少なくなり副業を考えている人も結構多いのではないでしょうか。
ただ副業と言っても今は多くの情報がありますが、何をすればいいか悩む人も多いでしょう。そんな中、人気の副業の一つにせどりがあります。
ただ実際にせどりを始めようと思っても色々なジャンルがあるので、何を仕入れして販売すれば良いか分からない・・・
そこで、せどり初心者が10万円稼ぐためにおすすめのジャンルはズバリ「本」です!
目次
なぜ今さら本せどりなのか?
多くの副業でせどりを始めようとする人は新品せどりを始めようとすることが多いようです。
なぜなら販売する商品が身近なこと。日用品や家電、雑貨、アパレルなど自身の生活に密着したものを販売できるからです。
しかし実際には仕入金額も高く、価格競争も激しいのでほとんど利益が残らないということも普通にあるのです。そこで本せどりが再び注目されているのです。
本せどりのメリットとは
本せどりのメリットは大きく分けて3つあります。
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低リスク(低資金)で始めらる
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利益率が高い
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ライバル(競合)が減少した
これら3つのメリットを詳しく解説していきましょう。
低リスク(低資金)で始めらる
本せどりは、110円~220円から仕入れが出来ます。他のジャンルだと、そんなに安価な仕入商品はなかなかありません。
例えば、家電せどりの場合1商品の仕入れで5,000円かかるなんて事も普通にあります。1回の仕入れで10,000円かかるなんてよくあることです。
しかし本せどりの場合は2,000円以下の仕入金額が圧倒的に多く、220円で仕入れできる商品もたくさんあります。そのため、非常に低リスクで始めることができます。
初心者が仕入れをする場合、「これ、本当に仕入れて大丈夫かな?」とか「本当に売れるのかな?」と必ず思います。
仕入金額が1,000円でも不安に感じることでしょう。しかし本せどりの場合は220円(一部の商品は110円)から仕入れができますのでリスクは少ないです。220円ぐらいの安価な金額で仕入れができるせどりは中古本以外にはありません。
しかも全国どこのブックオフでも110円、220円のコーナーはありますので、リスクの少ないせどりをスタートすることができるのです。
利益率が高い
本せどりは低資金(低リスク)で始められるとお伝えしました。「でも、低リスクだと、リターン(利益)も少ないんじゃないの?」なんて思う人もいるかも知れませんね。
しかし実際は本せどりの利益率ってかなり高いのです。
利益に関しては実際に仕入れして販売した商品を見て頂いた方が分かりやすいと思うのでいくつか例をご紹介します。
ポイント
下記画像で囲っている四角の色と、文字の色を連動させてあります。
- 赤の四角で囲ってある部分=販売価格(売れた金額)
- 緑の四角で囲ってある部分=仕入金額
- 水色の四角で囲ってある部分=利益額と利益率
それでは実際に売れた商品の一部を紹介します。この記事を投稿した少し前に販売した商品です。
※商品画像の横のSKUは実際に商品を出品した日付です。この記事は2021年12月投稿ですので、直近に仕入れした商品になります。
- 販売価格:2,317円
- 仕入金額:210円
- 利益額:1,636円
- 利益率:70.6%
- 販売価格:6,000円
- 仕入金額:1,080円
- 利益額:3,842円
- 利益率:64%
- 販売価格:5,800円
- 仕入金額:1,380円
- 利益額:3,375円
- 利益率:58.2%
- 販売価格:1,918円
- 仕入金額:500円
- 利益額:1,013円
- 利益率:52.8%
- 販売価格:4,500円
- 仕入金額:770円
- 利益額:2,899円
- 利益率:64.4%
- 販売価格:2,144円
- 仕入金額:520円
- 利益額:1,182円
- 利益率:55.1%
- 販売価格:4,800円
- 仕入金額:220円
- 利益額:3,700円
- 利益率:77.1%
- 販売価格:3,262円
- 仕入金額:980円
- 利益額:1,656円
- 利益率:50.8%
- 販売価格:6,020円
- 仕入金額:2,000円
- 利益額:2,939円
- 利益率:48.8%
いかがでしょうか。ランダムに紹介していますが、利益率50%超える商品も多いです。一般的に本せどりの場合、1ヵ月の利益率でも40%ぐらいになりますので、他のせどりと比較すると遥かに上回る利益率となります。
仕入資金が少なくても利益率が高いので副業でも稼げるビジネスです。
逆に新品せどりの場合、15%~20%ぐらいの利益率が取れると発信している人も結構いますが、実際は価格競争が激しすぎるので5%~10%ぐらい(最悪はマイナス)になってしまいます。
仕入金額も月数十万円以上は必須なので初心者にはおすすめできません。
保管場所は省スペースでもOK
本はサイズがコンパクトなので(セットコミックは別ですが)場所をあまり必要としません。おもちゃや家電とかだと、商品サイズが大きいので、部屋・作業場が狭いといった人は扱いにくいですよね。
それに対して本の場合、そこまで保管場所を必要としません。
ただし、本せどりをガッツリやろうとすると、かなりの数を扱わなければいけないので、ある程度の保管場所は必要となってきます。在庫は1,000冊を超えてくるとかなのスペースもとりますので、
本せどりのデメリット
逆に本せどりのデメリットを3つ紹介します。
- 薄利多売のイメージ
- 競合が多い
- 商品が多すぎる
商品が多すぎる
本せどりを始めると最初に躓くのは圧倒的な商品量です。
仕入先はブックオフだけでいいですが、いざブックオフへ行ったときに、あまりの商品数の多さに圧倒され、「何をどう検索すればいいの?」と茫然自失になりがちです。
大半の人はまずは210円で仕入れができる単行本、もしくは110円で仕入れができる文庫本の検索からスタートすることでしょう。
しかし実際は我流の仕入の仕方になってしまい、売れると思って仕入れした商品の大半が売れないことにもなりがちです。
つまり仕入れポイントが分からないと、仕入した商品の大半が売れ残り、挫折の原因になりやすいです。
薄利多売のイメージ
本せどりは、基本的に「薄利の積み重ね」のビジネスです。
本は新品の定価が1,300円~2,500円程度のものが多く、しかもアマゾンで大半が新品が販売されています。専門書など高い本もありますが、全体的に低単価の商品が多数を占めます。
そのため中古本せどりの場合、定価の範囲内で利益を取ろうとすると、1冊あたり数百円の利益が一般的です。
もちろん、中には高利益商品もあるので、高利益商品をうまく絡めながら取り組むと、利益に安定感も増していきます。
競合(ライバル)が多い
本せどりの特徴としてはとにかくライバルが多いです。ひと昔から比べれば淘汰され少ない状況ですが、他のせどりよりも圧倒的にライバルは多いでしょう。
先に本せどりのメリットでもお話したように、仕入単価が安いので、初心者でも参入しやすいからです。
ただし安易にスタートできるので仕入基準、利益について見切り発車でスタートしている人が多いのも事実です。
実際に初心者らしき人をよく見かけますが、大量に仕入している人も多いです。そのような人は肝心な利益の仕組みを理解していない、売れる商品の仕入の仕方が分かっていないので、大半は全く売れない商品を仕入れしていることも多いです。
最初は大量に仕入れができて、「こんなに簡単に利益商品が仕入できるなら簡単に稼ぐことができる!」と勘違いしている人も多いのです。
大量に仕入れしている人の本のタイトルや背表紙を見ると売価が結構分かるので、すぐに仕入判断が間違っていると気づきます。その後、実際にその方を見かけることがほとんどありません。
つまり簡単に参入できる反面、同じ仕入店舗でもライバルの入れ替わりが激しいのです。しっかりとした仕入手法とノウハウを確立できれば、圧倒的に優位に立てることも事実なのです。
まとめ
本せどりのメリット・デメリットを解説しましたがいかがでしょうか。
本せどりはライバルは多いですが、稼ぎやすいことは間違いありません。薄利になりがちなのがデメリットですが、少ない資金でも始められるので、せどり初心者にとってもリスクが少なくおすすめです。
最初は本せどりで稼いで資金を増やし、他のジャンルにも広げていく・・・と言いたいことろですが、コロナ禍の昨今では多額の資金を必要とする物販はかなりリスクが高いです。
なぜなら販売が不安定な時期も多く、価格競争に拍車がかかりがちです。アマゾン本体が値下げをする可能性も多々あるので、見込利益だけで高額な仕入をすることは危険だと思います。
中古本の場合は価格競争といっても数百円の範囲が大半なのでリスクは少ないです。また年間を通しては売れない時期を痛感することもありますが、年間を通してですとかなり安定した売上を作ることができます。
「いまさら本せどり?」なんて言うせどらーも多くいらっしゃいますが、実際はそんなことを言う人の半分以下の仕入金額で150%以上の利益を稼ぐことができます。
これは実際に本せどりをやってみないと体感できませんが(笑)
でも実際にやってみると「本せどりは終わった」ではなく、「○○せどりは終わった」と実感できるでしょう!