ノウハウ 実践編

【本せどり】利益を増やすために外注化をしていこう!募集の仕方とは?

2019年7月2日

こんにちは。北村です。
せどりで商品を販売していると商品の梱包、発送など「作業の壁」に当たることがあります。これは商品が売れれば売れるほど仕入するので、それに伴う作業が多く発生するからです。


せどりをスタートした時は全てを自力で完結したいと誰もが思うのですが、いつの日か限界を感じることも事実です。そこで作業を自分の代わりに代行してくれる「外注」が必要となっていきます。


今回はこの外注について詳しくお話していきたいと思います。

本せどりで何故、外注化が必要なのか

せどりを始めてしばらくすると、単純作業があまりにも多いことに痛感してしまいます。仕入をしている時は利益商品を多数仕入すればよいのですが、その後の作業は全て単純作業なのです。


特にコミックなどの「セット本」を販売する場合は、仕入する冊数も膨大な数になり、それを梱包、納品するにはかなりの時間がかかります。


仕入した商品を「検品」「出品」する。売れたら「梱包」「発送」する。商品をFBAで販売する場合でも「検品」「出品」「納品」と作業量はほとんど変わりません。これらの作業は、あなたがやらなくてもできる作業ということです。

仕入以外の作業は直接利益に繋がらないものです。これらの作業を他の人に任してしまうことを外注化と言います。


外注化をすることによって単純作業の時間から解放されて、その時間を仕入に集中し、さらに利益商品をどんどん積み重ねることができます。


物販では自力で全て完結するよりも絶対に人の手伝い(外注)があったほうが格段に稼ぐことが出来るのです。

本せどりを外注化した時の利益を検証してみる

あなたがせどりの仕入で、1時間3,000円の利益を稼ぐことができると仮定してシュミュレートしてみましょう。

自力で全て完結する場合

■1日目:仕入
5時間間仕入をしてみると15,000円の利益を獲得することができます。そして翌日に今度は出品作業、FBAへの納品作業を行うことにしていましょう。

■2日目:出品、発送
15,000円の利益を獲得するぐらいでしたら仕入量も多いので、作業もかなりのボリュームです。3~5時間ぐらいかかってしまうかもしれません。この日は作業のみなので利益は0円です。


★2日間の差引利益
1日目の仕入での利益15,000円になります。

 

外注化した場合

1日目:仕入
これは同じ5時間で15,000円の利益です。

■2日目:出品、発送(外注)
この作業を外注さんにお願いします。仮ですが3時間3,000円の外注費が発生しました。この時点で15,000円の利益から外注費3,000円を負担するので12,000円の利益になります。

■2日目:仕入(あなた)
ここがポイントとなります。作業を外注さんにお願いしているので、あなたはその分仕入をすることができるのです。仮にこの日も15,000円の利益を取れたら初日の分と合わせて30,000円の利益です。

★2日間の差引利益
初日の外注費は3,000円すでにかかっています。2日目の外注費も考慮したとしても合計6,000円です。つまり2日間の利益30,000円-2日間の外注品6,000円=24,000円が利益になります。

 

自力と外注化での利益の違いとは

自力で2日間仕入と作業を完結した場合は利益15,000円です。しかし外注さんに作業をお願いすることによって利益は24,000円に増やすことができるのです。


これはあくまで単純なシュミュレーションなので、実際の利益は上下すると思います。しかし外注化したほうが利益が大きいというイメージは分かったと思います。

外注化のメリット、デメリットとは

外注化のメリット

  • 単純作業を委託できる
  • 空いた時間を仕入に回すことができる
  • 店舗経営に集中できる

先にもお話したように単純作業から解放されるのが一番のメリットです。作業に費やした時間を仕入に集中することが一番利益を上げられるポイントとなります。


せどりではやるべき作業も多く時間がかかるものが多いです。しかし一番大事なのは仕入に行く時間です。仕入はあなた自身が行うことが大前提であり、いかに仕入時間を捻出していくかが稼ぐポイントとなります。


作業を丸投げして空いた時間を仕入に費やし、利益を増大していく仕組みを作ることが大事です。

外注化のデメリット

  • 人件費の負担が発生する
  • 教育の時間がかかる
  • 辞められてしまうこともある
  • 募集が大変

人を雇用したことのない方も多くいるでしょう。特に初めてですと人にお金を払うということに対して不安をもつと思います。


また雇用した人を教育する必要がありますので、その時間も当然かかります。さらにせっかく雇用しても途中で辞められてしまうリスクもあります。これは避けて通れないリスクでもあります。


ただし外注化するメリットは大きいので、ある程度のデメリットは覚悟する必要があります。それ以上にリターンが多いことは間違いないです。

理想の外注さんはどんな人?

ここからは実際に募集する外注さんについてお話していきます。まずはお願いしたい外注さんのイメージです。

月に数万円稼ぎたい主婦をターゲットにする

主婦の方は与えらた仕事に対して確実にこなしてくれる方が多いです。時間も厳守し責任感のある方も多いです。その中で月に数万円のお小遣い程度の手当てが欲しいという方が結構いらっしゃいます。


また小さいお子さんがいて外に働きに行けない主婦の方も多くいらっしゃいます。中には非常に有能な方もいて、単純作業以外の仕事を依頼できる可能性もあります。


有能な主婦の方を外注にできれば今後の販売にも拍車がかかり、利益もどんどんアップすることが可能でしょう。

学生は知人以外、見合わせたほうが無難

もしあなたが学生でしたら友人、知人などを駆使したほうがいいと思います。しかし学生以外の年配の方でしたら、基本的に見合わせたほうが無難です。


今回お願いするのがせどりの外注作業になるので、単純作業が多いと思います。若い学生さんなら外でバイトしたほうがどう見ても稼げます。雇用しても割が合わないと思われ、すぐに辞められてしまう可能性が高いです。

外注募集はどうすればよいか

外注を雇うにはまず募集をかけないといけません。募集手段はいろいろありますので、ご自身にあった方法で募集をしてみて下さい。

「クラウドワークス」

ネットで仕事を発注・受注できるサービスといえばクラウドワークスが有名です。


登録してOKがでればすぐに掲載されます。僕はクラウドワークスを一番よく使っていますので紹介します。

クラウドワークスの求人方法

基本的に作業を募集(求人)⇒契約(採用)⇒納品(業務を依頼)⇒検品(1ヵ月作業をしてもらう)⇒支払い(手当支払)⇒評価(相互評価)という流れです。


ネックになるのは、求人の採用が決まった段階でクラウドワークスに1ヵ月分の賃金を先払いする必要あります。これは業務完了後の未払いを防ぐためだと思います。


また求人した金額の20%をクラウドワークスに手数料で支払うことにます。(求人の金額によって%が変わります)


最初の1ヵ月間はクラウドワークスを経由して賃金を支払うことが必須です。あくまで契約は1ヵ月で完了します。その後の契約は最初の1ヵ月の業務のやり取りで、契約者と個別交渉して個人的に採用していきましょう。


もちろん契約者への支払い金額(賃金)は同じ金額です。そして雇用者はクラウドワークスに支払う手数料は発生しなくなります。

絶対にしてはいけないNG行為

契約する前に応募者に対してLINEやメールアドレスを連絡してに誘導することは厳禁です。実は結構多い事例のようです。


クラウドワークスを経由して求人したにもかかわらず手数料がもったいないので、個別に誘導する方法は禁止されています。発覚した場合は今後の利用停止になりますのでご注意ください。

「クラウドワークス」掲載例

実際に僕が求人掲載したものを紹介します。こちらは僕がフリマアプリの出品と販売をお願いした時の求人です。画像は仕事の詳細までになっていますが、他にも仕事の具体的な説明と報酬、応募方法を記載しております。


応募方法は「お名前」「年齢」「都道府県、市町村」「作業時間」「スキル」などを記載してもらうと後のやりとりがやりやすくなります。


近場の外注さんを募集する場合は、募集地域を明記したほうがよいでしょう。

以上がクラウドワークスでの求人についてです。同様のサイトで「ランサーズ」もあります。こちらは僕が使用したことがありませんので詳細が分かりませんが、おそらく同じような感じだと思います。

LINEバイト

今はこちらを使ってバイトを探す人が非常に多いようです。求人するとかなりの反響があり、人手が足りなくすぐにでも雇用したい方には最適だと思います。


ただし大手企業の求人もかなり掲載されているので、時給もある程度高くしないと応募がないかもしれません。


また掲載費用が高いのもネックです。安くても1週間で16,000円ぐらいからで、一般的には2万円以上は必要だと思います。

ジモティー

地元の掲示板、しかも無料で投稿できるのでおなじみです。しかし最近はフリマアプリの普及とネット物販が増えた関係で外注の求人が増えました。そのため「外注=求人」とみなされる可能性が高く、掲載が厳しいようです。


ジモティーでは登録後に掲載内容を記載しても、投稿内容の審査があります。そこで掲載不可になる可能性も高いかもしれません。実際に掲載を依頼する際には確認したほうが無難だと思います。

新聞の折込チラシ(自作)

求人広告のチラシを自力で作成して新聞の折込広告をしてもらう方法があります。地元の商店など小規模な店舗が宣伝に使う昔ながらの宣伝方法です。


配布枚数が多くなくても大丈夫で、配布地域をかなり限定して依頼することができます。


つまりご自身の住まいからかなり近い地域だけで広告を投函することができます。詳細は地元の新聞販売店に行って聞いてみて下さい。

新聞の折込チラシ(求人広告)

こちらは特定の曜日に毎週折込される求人広告です。先に紹介した自作の折込チラシでは、かなり近場の方限定の求人です。分かりやすくいえば中学校の学区内で求人するイメージです。


しかしこちらは市町村単位で毎週折込される求人専用のチラシです。掲載料金はかかりますが、求人を見る人が圧倒的に多いので効果が絶大です。


しかもネットでの求人よりも地域密着ですので、行き来ができる範囲での求人には最適かもしれません。実際に求人すると応募や問い合わせが結構あります。


やはり地元での求人でしたら、今でも一番効果がある方法だと思います。折込求人広告は地域によっていろいろ種類がありますので、費用、広告会社などリサーチしてみて下さい。

知人の紹介、家族の協力

知人、友人に紹介してもらえれば一番良い方法ですね。紹介なのでそんなに悪い人はいないかと思います。


もちろん家族が手伝ってくれるのがベストなのですが、手伝ってくれないケースが結構あります。最初はよかったけどあとでトラブルになったりすることも多いようです。


もちろん身内が積極的に協力してくれるようでしたら手伝ってもらうのが一番です。ただし作業が増えて家族の負担が増加していくと、あなた自身が作業への手伝いをしなくてはいけなくなることが生じてきます。


これでは外注化の意味がなくなっていますので、作業が増えるようでしたら、身内以外の外注を増やしていく必要があります。

外注と良好な関係を作り仕組化する

せっかく作業を行ってくれる外注さんとは長くお付き合いしたいところです。しかし実際には対応が疎かになったり、連絡が遅れたりするとすぐに辞められてしまいます。特に初めて外注さんを雇用する場合には注意が必要です。


また業務をお願いするだけの関係だと長続きしないことも多いのです。もし外注さんが別の良い条件の仕事をみつけたら、そちらへ移転してしまうこともあるでしょう。


そこでせっかく雇用した外注さん、特に仕事の状況が優秀だと思った方にはいろいろとフォローをしていく必要があります。


例えば歩合給だとしても時には1,000円、2,000円上乗せして支給する。外注さんが複数いるならば定期的に懇親会を開いてみる。業務目標をクリアしたら毎月別手当を支給するなど。


外注さんにやる気をだしてもらって、継続してもらうことが一番大切なのです。


さらに優秀な外注さんの周りには優秀な友達がいることも多いです。優秀な外注さんの輪が拡大できれば、物販ビジネスにおいてこれ以上の強い味方はありません。


外注さんの力を借りて、優秀な外注さん達のグループ化ができれば、これ以上のものはないぐらい凄い外注化の仕組みが完成します。


そのような仕組みができれば、アマゾン、ヤフオク、メルカリなど瞬時に何でも出品ができます。仕入に集中すればするほど、利益を増やすことも可能になります。

まとめ

本せどりを副業ではじめても10万円の利益を稼ぐことは充分に可能です。しかしこの収入を安定的に継続、もしくはさらに増やしたいならば外注化は必須だと思います。


ビジネスで稼ぐ人は自分以外でもできる作業は人に任せます。その分、自分にしかできないことに時間を費やします。せどりで言えばそれは「仕入」にあたります。


人を使うことは最初ハードルがありますが、実践してみるともっと早くからやっておけば良かったという声も多く聞きます。実際に僕は長年店舗もやっていましたし、ネット物販も15年以上やっています。


一人で全て行うことは100%無理です。長年、パートさん、アルバイト、外注さんと数百人雇ってきましたので、いろいろとノウハウがあります。その分外注さんの募集などの相談を受けることも多いです。


そこで今回は一部ではありますが、外注さんを募集するノウハウについてお話してみました。少しでも参考になれば幸いです。

 

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